熊本地震が起きました。
かなり被害が大きくなっています。
僕は熊本天草出身で、市内に姉が住んでいるので、心配になり地震の次の日かけつけました。
姉の家は熊本市南区。
到着して部屋を確認すると、もうぐちゃぐちゃ。
ただ家具が倒れるほどでもなかったのでなんとか片付けは夜までにある程度片付きました。
益城町の被害がより大きそうで、TVを観て心配していましたが、
とりあえず部屋も片付いたし何とかなると思い、次の日には帰る予定でした。
夜も済ませ、体も移動や片付けでクタクタだったので早めに寝ました。
深夜1時半、2度目の大型地震発生。
マグニチュード7.3。はじめの大きな地震の16倍の規模だということ。
凄まじい横揺れでした。揺れの間に食器や家具がガシャガシャぶつかり合う音がまた怖さに拍車をかけます。
どれくらい続いたか覚えきれていませんが、左手を打ったみたいで軽く腫れていました。
みんな無事。天草の実家も無事を確認。とりあえずはホッとしました。
前回倒れていなかったクローゼットが倒れていて、前回よりも強い揺れだったことがわかりました。
すぐに姉の務める病院で避難。水もガスも止まり、一時は電気も止まっていました。
阿蘇や大分にまで被害が拡大しているとTV放送。
その後も余震が続き、ほとんど寝ることはできませんでした。
いきなり硬い床や足を伸ばせない車の中で寝ることの困難さが実体験でわかりました。
2度も続いたことで慎重にならざるを得ず、家には戻らず一日待機することに。
途中周りを散歩しましたが、公園や駐車場で避難する人がたくさんいました。
やはり皆家の中では過ごせない状況なのでしょう。とにかく余震が多い。
この日の夜は熊本に向かう時買っていった水を沸かして、カップ麺を。
夜は病院のリハビリ室を提供してもらいなんとか寝ることができました。
震度5程度の大きな余震も少なくなってきたのでようやくアパートに戻り、片付け。
近くのコンビニに寄りましたが、食材はすっからかん状態。物流も止まってるようです。
周りを散歩がてら歩くと最初にはなかった被害がたくさん増えていました。 最初の人と同じ場所を歩きましたが、こんなに被害はなかったように思います。
さまざまな被害。当事者のことを考えると言葉になりません。
家に戻ってきたものの、鍵穴が変形して家に入れない人もいました。
また来るかもしれないので、応急的に片付けた後、ようやく自分も福岡にもどりました。
現地の人は余震が続く恐怖の中、こんな状況でも生活していかなきゃいけません。
まだ気が抜けない現状で、今後のことや普段の生活ができないストレスは想像以上だと実感しました。
益城町周辺、阿蘇、大分の人たちはもっとひどい状況だと思います。
熊本にとっても、九州にとっても大打撃だと思います。
今回の地震の現状を伝えたくて書いてしましました。
できるだけ自分ができることをやれたらと思います。